17日 6月 2018
最近トリマーさんのハサミを研がせて頂くことが多い。 理美容のハサミは研ぎの工程が複雑で、結構大変。 全部で約9工程もの作業を経てやっと切れ味が出る。 研ぎを教えていただいた師匠には理美容のハサミはあまり扱わないほうがいいといわれていた。 やるなと言われると燃えるのが、自分の悪い性格。...
11日 1月 2018
この包丁、近くの魚専門の居酒屋さんの板前さんに10年ほど前に買って頂いたもの。 普段はご自分で研がれ、研ぎもとっても上手にされています。誰しもとぎの癖があり、少しづつ変形して、ご自分ではどうしようもなくなると当店で形状修正させて頂いて、今日まできました。 この包丁は、当店が扱う大阪堺の一竿子忠綱です。 良い包丁を作り販売している包丁屋さんは何軒か有りますが、私が知る限りこの一竿子忠綱は日本一の包丁屋さんの一つです。 良くない包丁は、年数がたつと、反ったり、歪んだり、曲がったりします。 この時点でこの包丁は上手く研げません。 一竿子忠綱の包丁は10年たっても反りも、歪みも、曲がりもありません。 普通に研ぎなおせば又切れ味がもどるのです。 包丁を打つときにそのようにまじめに作ってあるからです。 価格は少し高くても、いい包丁をお手入れをしながら、長く使って頂いたほうが、私はいいとおもうのですが。